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山口友由実のウィーンでの音楽留学日記をお届けします♪

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2014.05.18 Sun 07:59
みなさま、こんにちは。
5月半ば、いつもなら青空のきれいな季節のウィーンですが…
なんとダウンコートを着ても寒いくらいに冷え込んでいます。
来週は20度越えらしく、体がついていきません…。うぅ。

さて、4月末から5月にかけて、とても貴重な経験をしました。
前回の記事でも少し触れたのですが、子どものための
オペラ "Brundibar"に関わらせていただきました。
オケの中でピアノを弾くのは初めて!
歌い手さんとオケと演出家とスタッフさんと…
皆で作り上げる現場というものにとても刺激を受けました。

オペラが上演されたのは、オーストリア国会議事堂。

brundibar1.jpg

この様子はオーストリア国営放送で生中継されました。

brundibarorf1.jpg

brundibarorf2.jpg


この日のタイトルは「反人種差別主義の記念日」。


実は、このオペラには悲しい、二度と繰り返してはならない
歴史が描かれています。

ブルンディバールの作曲はチェコの作曲家ハンス・クラーザ。
絵本にもなっている話で、日本語訳もあります。

booksbrundibar.jpg

彼は第二次世界大戦中、ユダヤ人ということでテレジン収容所に
送られ、非業の死を遂げました。
このオペラは収容所内の子どもによって55回も上演され、絶望的な
日々の中、オペラを演じることで生きる力に代えていたのです。
登場人物にはヒトラーを比喩した大人が描かれ、明るい音楽の裏に
隠されたメッセージが、より心に刺さります。

ヨーロッパにいると、ここで起きた歴史の数々をまさに肌で感じます。

これまた実は、タイムリーに先日プラハの友人の演奏会の賛助出演
のため、チェコに行く機会がありました。
素敵な演奏会とチェコの温かい人たちのおもてなしを受け、心温まる
時間でした!友人アンディは、モラヴィア地方の出身で、この地方の
特色である、情に厚い性格。家族も友人も皆同じで、チェコ人が
もっともっと好きになりました。
写真は頂いたら、アップしたいと思っています。

…そして、翌日に「今行くべき」と感じて、プラハから1時間の
テレジン収容所に行ってきました。
バスを降りて、びっくりするほど人気のなく、お天気も相俟って
薄暗い町に、言葉がありませんでした。
ガイドさんがブルンディバールの話もしてくださり、
実際にここで演奏されたのだと思うと、曲の重みを感じざるを
得ませんでした。

terezin1.jpg

収容所の様子。

terezin3.jpg

六芒星と、犠牲者の墓碑。

強行日程でしたが、やはり行って実際に見ることが出来
良かったと思っています。
ヨーロッパにいるうちに、もっと歴史を学ばなければと感じました。

さて、これから6月の夏学期終了まで、少し集中して勉強する
期間となりそうです。
今しか出来ないことを、精一杯取り組みたいと思っています。


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友由実

Author:友由実
ブログへのご訪問ありがとうございます。
現在ウィーンに留学し、日々ピアノと向き合っています♪
音楽のこと、ウィーン生活のことをちょこっとずつ、つづっていきたいと思っています。

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♪2015年11月29日(日)13時・17時 ピアノカフェショパンコンサート ♪2015年12月13日(日)15時 山口友由実リサイタル 広島・三次 ♪2016年1月15日(金)19時 「ウィーンの音を紡いで」山口友由実コンサート 東京建物八重洲ホール ♪2016年2月22日(月)ペーター教会 シューマンの夕べ(ウィーン) 前田朋子Vn, 日野妙果Mezzosprano
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